海外留学を控えている皆さん、準備は万端ですか?
コロナ禍の渡航制限が落ち着き、留学準備を再開したという方も多いのですよね。現地の事情というのは出発前にはイメージがしにくいもので、何を持っていけば良いのか悩んでしまいますよね。
- いつも使っているあのアイテムは留学先で手に入るのか?
- 絶対忘れてはいけないものって何?
等々、実体験をふまえて海外留学の持ち物リストについて解説します。
- 留学先:イギリス
- 期間:1年~(長期留学)
- 大学/大学院留学
- 本気の語学留学
留学先の国によって事情が異なります。今回はイギリス留学の場合で、期間は1年程度~を目安にお話します。筆者のMBA留学の経験を元にしているため、大学や大学院に「ガッツリ勉強しに行く人により適した内容」です。
※現地事情もふんだんにお話しているので、留学以外のイギリス渡航予定の方は目次から必要な内容に飛んでください^^
【関連ワード】2023海外留学 何が必要/イギリス留学 必需品/持っていくべきもの/荷物/預入 機内持ち込み/学部留学・大学院留学/長期留学/準備リスト/禁止リスト/リチウム電池/イギリス 現地事情/買い物リスト/詳細解説/丁寧解説/注意 危険/イギリス電圧
※下の記事はMBA留学用のものですが、他の留学にも共通して役立つ情報も^^
長いです。スマホの方もPCの方も、常に画面右下に「目次を見る」ボタンが出ますので、迷子になったらそちらから戻って下さい。
大抵のものはネットで手に入る
まず、身の回りの品は大抵ネットで手に入ります。
当然ながらイギリスも日本同様にAmazonをはじめ多くのショッピングサイトが充実してますし、コロナパンデミックでその利便性はより加速されました。
「イギリスには日本式の爪切りがない」という記事を見つけましたが、スーパーに普通に売ってます。ネットでも安く手に入ります。ECサイトが今ほど充実していない頃は、土地勘がなくて売っているお店を見つけられなかったりしたのでしょうね。知らないだけで、実際にはすぐ近くで手に入るパターンも多かったと思います。どんどん状況は変わるので、古い記事には要注意。
Amazonの日本アカウントはちょっと特殊で、海外アカウントとは別に管理されています。イギリスのアカウントを作れば、イギリス以外のアメリカやヨーロッパ諸国を含む15ヵ国の海外Amazonが利用できるのですが、日本のアカウントの場合は完全に独立していて、これができません。
とは言え、メールアドレスとパスワード等の基本的な情報を設定するだけで簡単に新規アカウントが作成できるので、イギリス留学予定の方はサクッと作っておきましょう。住所の入力等は現地に到着して初回の買い物をする際で大丈夫です。
現地で調達できるか不安なものがあれば、事前にイギリスの主要なECサイトを下見して確認しましょう。
以下、イギリスのどの地域でも共通の代表的なサイトを貼っておきます。AmazonのようなEC専門のサイトを除いて、ここに記載のあるブランドは街を歩けば至る所に実店舗があります。
- 代表的なECサイト
- ドラッグストア系
-
- Boots
- Superdrug
- Holland & Barrett (サプリや健康食品)
- 食料品系
物価も分かりますよね。日本食に関しては、上記のイギリス系のスーパーでは物足りなく感じますが、現地に沢山ある中華系のスーパーで手に入ります。どの地域も中国人は一定数いるので、少し歩けばすぐに見つかるはずです。箸や食器や炊飯器も売ってます。ちなみに納豆は冷凍コーナーにあります。
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【最優先】絶対に必要なもの
イギリスでも日本と変わらず大抵のものは手に入る。では、「なにを持参するか?」です。
まずは最優先の持ち物リストです。
日本を飛び立ってイギリスに入国し、無事に滞在先に辿り着くことがまずは最優先です。それに加えて、留学先の大学or教育機関の入学手続きを済ませることですね。
【最優先】絶対に必要なものリスト
パスポート+ビザ(Vignette)
基本中の基本ですね。
入国の際に必要なビザは、パスポートに貼られたシール状の一時的なビザ(Vignette)です。有効期限が短くなっていますが、入国後にBRP(Biometric Residence Permit)という「カード型のビザ」に切り替えるためです。
1年程度の語学留学、もしくは最短1年~の大学or大学院留学を前提にお話していますが、6ヵ月未満の短期語学留学の場合は観光ビザ(Standard visitor)で入国が可能です。その場合はビザの事前申請も不要で、入国時にパスポートにスタンプを押してもらうだけでOKです^^
ビザ発行に関する書類(Decision letter)
ビザ申請後にビザが無事に発行されると、パスポートにVignette(一時的なビザ)が貼り付けられて返却されます。その際、一緒に「Decision letter」というビザ発行に関する書類も付いてきます。
このDecision letterは入国審査の際にも必要ですが、入国後にBRPを受け取る際にパスポートと共に必要になるものです。
BRPとは、正式には「Biometric residence permit(バイオメトリック・レジデンス・パーミット)」で、イギリスの滞在許可証となるカード型のビザです。BRPには生体認証情報と在留資格の種類、有効期限、イギリスの公共サービスや社会保障受給の権利があるかどうかが記されています。
イギリスに6ヶ月以上滞在する場合や滞在期間を6ヶ月以上延長した場合、または定住する場合等にBRPが必要になります。
BRPは原則イギリス入国後10日以内に受け取る必要があります。受け取り場所は基本的には申請時に登録した滞在先の最寄の郵便局ですが、留学先の大学によっては構内で受け取れる場合もあります。
Decision Letterに「Collection point(受け取り場所)」として住所が記載されていますので、確認しましょう。
筆者は大学構内のAdministration Officeで受け取りました^^
航空券
航空券、これがないと日本から飛び立てません。
大抵の場合は、スマホのQRコードだったり購入確認メールに控えが添付されていたりで、スマホ1つで済むことが多いですが、万が一に備えて購入の際の受付番号等は控えておきましょう。スマホ紛失や電池切れ等、何があるか分かりません。印刷しておくと安心です^^
6ヵ月未満の短期留学の場合、帰りの航空券の予約表も必要です。
入学書類一式
入学許可証(Letter of Acceptance)はもちろんですが、合格通知(Offer Letter)やそれに付随する書類(IELTSスコア等)、全て持参しましょう。
どの大学(もしくはその他の教育機関)であっても、情報はデータベース上で管理されているはずですが、いざ入学手続きのためにオフィスに出向いても、なぜか情報が反映されていないとか、古い情報のままになっているなんてことが有り得ます。
有り得るというか、そんなことだらけです…。
入学手続きに関連する書類は、一式すべて持参しましょう。尚、入学許可証は入国審査の際も必要です。
滞在先情報(住所/地図/電話番号)
知らない土地もGoogle Mapがあれば辿り着くことができる便利な世の中になりましたが、前述の航空券同様にスマホ紛失や電池切れ等のトラブルがないとは言えません。道順を尋ねるにしても、スマホを見知らぬ人に見せたり渡したりといったことは防犯上良くないので、地図や住所があれば便利です。
スマホ画面を見知らぬ人に見せるような行為はかなり危険です。サッと盗られて逃げられてしまうことがあります。駅員や職員なら良いですが、迷っている様子を見て声をかけてくる人には特に気を付けましょう。
滞在先の住所・地図・電話番号は紙データで持参しましょう。
クレジットカード数枚:タッチ決済対応がおススメ!
イギリスもクレジットカード社会です。
パンデミックにより「キャッシュレス化」が更に加速され、クレジットカードを持っていればとりあえず支払いには困りません。長期留学の場合、落ち着いたら現地で銀行口座を開いてバンクカードで日々の買い物をしたり、日本の銀行で外貨預金をしておいてデビットカードを利用したりと、手数料やレート変動による負担を節約する術はいくつかありますが、とりあえず当面の間クレジットカードは必須です。
VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスといった国際ブランドの内、2~3つ用意しておくと安心です。
筆者はタッチ決済機能のないクレカを持って行ってしまって大後悔。反応の悪いリーダーが多すぎて、毎回支払いの度に時間がかかる…。店員さんはコツを知っていて、「ちょっと貸して」と言ってクレカを代わりに差し込んでくれるのですが、防犯上どうなのという所。スキミングや暗証番号盗み見のリスクもあるので、タッチ決済機能付きのクレカをおススメします。
現金(£50紙幣は使えないお店がある?)
クレカ社会とはいえ、現金は持参しましょう。
現地での外貨引き出しは都度お金がかかったりするので、お得な方法で両替しておくのがおススメ。
個人商店等では未だに現金のみのお店もあるので、滞在先の近くに大きなスーパーがなかったりすると困ってしまいます。滞在先に辿り着くまでにも、何かの折に必要になるかもしれません。
大きな荷物を持って慣れない手つきでATMを操作するのは、いかにも危険です。
ちなみに紙幣は£5、£10、£20、£50の4種類(スコットランドは£1もあります)。£50は防犯上NGのお店もあるので、£50以外の紙幣を組み合わせて持参するのがおススメです。
とにかく安く外貨両替したいなら。SIMフリースマホ(SIM事前購入がおススメ)
現地でスマホを購入して現地用と日本用の2台持ちもできますが、おススメしません。理由は、スマホ調達までが不便なことと、単純に使い分けが面倒だからです。社費留学などで、留学中も日本とのやりとりでデータが一杯という場合は2台持ちも有りですけどね。
基本的におススメはSIMフリースマホでSIMを入れ替える方法です。
※ドコモやauといった国内キャリアでスマホを購入した場合、【SIMロック解除手続き】をしないと他社のSIMが使えないので、事前にオンラインで手続きを済ませておきましょう。窓口での手続きは基本的に有料ですが、オンラインだと無料の場合が殆どです。
2台持ちを考えているなら、デュアルSIMもおススメ。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードが挿入でき、通信の使い分けができる機能です。着信の際もどちらの番号にかかってきたのか分かるようになっています。デュアルSIMを使いたい場合は、デュアルSIM対応のスマホが必要ですが、SIMカードを事前に購入すれば現地到着してすぐに使えるのが利点です。
筆者はデュアルSIMのスマホでしたが、日本とのやり取りはほぼLINEかPCメールだったので日本のSIMは外していました…。デュアルSIMの場合は日本SIMのデータローミングをOFFにしておかないと気付かない内にデータを使ってしまって高額請求が来ることがあるので注意。SIMフリースマホに入れ替える場合は日本のSIMは抜かれた状態なので心配ないですが、
イギリス国内も日本で言うDocomoやSoftbankのように多くのキャリアがひしめき合っています。日本からは撤退してしまった懐かしのVodafoneやO2の勢力が強めですが、筆者のおススメは【Three(スリー)】です。
MBA留学前に現地に下見に行った際にお世話になったホストファミリーの激推しによりThreeを使い始めました。結果、大正解。
Threeをおススメする理由▼
- とにかく安くてプランが豊富。
- ヨーロッパ圏であればどこでも使える。
- 日本で事前に購入可能。
- プリペイド式で安心。チャージもとっても簡単。
まずはとにかく料金がリーズナブル。学生には嬉しいですよね。
1年程度~の留学の場合、ドイツやフランスといったヨーロッパ圏に気軽に旅行に行けるのもイギリス留学の醍醐味の1つですが、その際も何の追加設定もいらず、そのまま普通にThreeの通信が使えます。
さらに日本で事前に購入可能なので、現地到着後にWi-Fiスポットを探すことなく即ネットにアクセスできます。プリペイド分を使い切った後(or 一定期間経過後)は、現地で簡単にチャージできますよ^^
チャージのことをイギリスでは「Top-up」と言います^^
事前購入の場合、以下のSIMカードが手頃でおススメ。大学や寮はWi-Fiが使えるので実際データ量はそんなに必要ないですが、渡航~生活の基盤を整えるまでは出先でも何かと調べ物が多くなるのと、データ量の多いプランは割安なので25GBくらいを購入しておくと良いかなと思います^^
筆者が購入した際は製品に電話番号が記載してありましたが、SIMカードを入れて現地で起動した後でないと電話番号が分からないとの口コミもありました。真偽不明ですが、現地起動後でも特に問題ないかなと思います。
スマホ充電器(+モバイルバッテリー)
繰り返しますが、スマホの電池切れは渡航の際に致命的です。
現地の電源プラグに対応した充電器の他に、フル充電済のモバイルバッテリーを持参しましょう。
意外と見落しがちなのが経由地での充電。電源プラグが異なり充電できないことがあるので、モバイルバッテリーが活躍します。
充電器に関して、イギリスの電源プラグはBFタイプです。USBポートが付いていて直接充電できる以下の商品がおススメです。到着した空港ですぐに充電できます^^ 充電ケーブルもお忘れなく。
モバイルバッテリーに関しては、ちょっと注意が必要です。
リチウムイオンバッテリーが搭載されているため、預入荷物として預けることはできません。機内持ち込みはできますが、容量や数量の制限があるため、製品によっては没収されるケースもあるので注意してください。
国際線のモバイルバッテリーに関する規定は航空会社によって様々ですが、それらの規定をクリアしつつ筆者がおススメなのは以下の2つ。安価で性能が良くてコンパクトorスリム、バッテリーはArkerが優秀です。
1つで良いですよ^^
運転免許証(持っている人のみ)
留学先で運転予定のない方も、運転免許証は持参しましょう。
出国前の空港までの往路や、帰国時の空港からの帰路で必要になるかもしれません。また、パスポートを持っていても、日本国内では身分証として運転免許証が好まれる場合もあります。
筆者の帰国時はコロナウイルスが猛威を振るっていて、イギリスからの帰国者は公共交通機関の利用NGで、自力でレンタカーor家族の迎えがないと空港からの帰宅が許されませんでした。当時ペーパードライバーでしたが…。
本当に何が起こるか分かりません。
ちなみにイギリスの場合、居住開始から1年以内なら、国際免許を取得しなくても日本の運転免許証のみで運転ができます!
【補足】現地でレンタカーを運転する際は、英訳文がないと借りられない場合があります。また、居住者(Residents)と非居住者(Visitors)では運転できる車種に制限がありますので、詳細はDVLA(Driver & Vehicle Licensing Agency)に確認しましょう。
海外留学保険の保険証書
飛行機の遅延や預入荷物の紛失/盗難、はたまた空港までの経路でのトラブル等、滞在先に到着するまで何が起こるか分かりません。万が一、何かトラブルがあった際にすぐに保険会社に連絡がとれるように保険証書を身に付けておきましょう。
特定の留学保険に加入していない場合でも、クレジットカード付帯の海外旅行保険が使えます。その場合、適用期間が決まっていますが(最長90日の場合が多い)、渡航の際は確実に適用です。
クレジットカードの海外旅行保険の適用期間が90日だった場合、留学当日に家を出発してから90日間です。留学期間全てをカバーしたい場合は、留学保険に加入する必要があります。
事前にカード会社に連絡をして、保険証書を取り寄せておくと安心です。
保険証書とは補償内容が具体的に記載されたものです。証書がなくても補償は受けられますが、手元にあると安心です。
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」があります。「自動付帯」はカードを所持しているだけで補償が受けられますが、「利用付帯」のカードの場合、旅行代金をそのクレジットカードで支払っている場合のみ補償対象等の制限があります。ご注意。事前によく確認しておきましょう。
【優先】日本から持っていくべきもの
無事に現地に到着して、留学目的である教育機関への手続きを済ませることが最優先。
では次に、新しい生活を始めるにあたり「ないと困ってしまう物=日本から持っていくべき物」を解説します。
慣れるまでは買い物1つとっても何かと大変なものです。現地に到着して落ち着くまでの間に無いと困るものは、日本で準備をして持参しましょう。また、日本処方の薬など、現地で手に入らない物は計画的に準備をしておく必要があります。
ザっと以下のの5つに分類しました。
【優先】日本から持っていくべきものリスト
■電気・通信関連
●変換プラグ×数個
変換プラグを数個持参しましょう。
日本はAタイプ、イギリスはBFタイプなのでAタイプ→BFタイプの変換プラグですね。スマホ充電器の説明の際にご紹介したUSBポート付きのものも便利ですが、それはそれとしてシンプルに変換だけのものもあった方が便利です。
ちなみにアメリカも日本と同じAタイプなので、A→BFタイプの変換プラグは街中で容易に手に入ります。足りなければ簡単に買い足せますよ^^
おまけですが、無印良品の「トラベル用変換プラグアダプター」は1つ持っておくと便利です。組み立て式で全世界のコンセントプラグに対応可能です。筆者も使っていて、旅行や出張時に重宝してます。
●変圧器(必読!イギリスの電圧事情)
まず、日本の電圧は世界的に見てもかなり珍しいレベルで「低い」です。地域によりますが、世界的には220V~240Vか110V~130Vが一般的な電圧とされており、いずれかの範囲内であるという国が殆どです。欧州では殆どの国が前者の220V~240Vで、イギリスの電圧は230Vです。
対して日本は…100V。
「イギリスは世界的に見て電圧の高い国である!(要注意)」というのは間違っていませんが、逆に日本が極端に低いので、日本製品を海外で使う時には特に気を付けましょう…ということです。
近年は、対応電圧が100~240Vでどの国でも使用できる製品も多く、ここでも世界はボーダーレスになりつつあります。特にPCやスマホやタブレット等、出張や旅行時の必需品たち(小型精密機器)は殆どが100~240Vに対応しているため、変換プラグさえあればそのまま使用できます。
※古いものや製品によっては対応していない物もあります。必ず対応電圧をチェックしてください。
ちなみに筆者は、日本から持ち込んだ外付けDVDプレーヤーを変圧器なしでプラグに挿して小爆発を起こしました…。変圧器は持ってましたが、PCが大丈夫ならOKだろうと思ったんですよね…。本当に危ないのでご注意。
個人的には240Vまで対応していない物は現地調達をおススメしますが、そうは言っても持参したい物もあると思うので、その際は必ず変圧器を準備しましょう。
【注意!】
変圧器があるからと言って何でも使えるわけではありません!例えば、ドライヤー等の消費電力の大きなものは小さな変圧器ではキャパオーバーです。基本的に、「消費電力の大きい製品」は海外仕様のものを事前購入するか現地調達しましょう。
●PCと海外用電源ケーブル
PCは必須です。
大学or大学院留学なら当然ですが、長期の語学留学の場合も、レポートを書いたりオンラインの講座を受けたりと必ず使い慣れたPCが必要になります。「学習関連」の持ち物に入れようかとも思いましたが、電源関連で1つ注意があるのでこちらに分類しました。
前述の通り、最近のPCの場合はほぼ100V~240Vまでの電圧に対応しているため、変圧器を使う必要はありません。変換プラグさえあれば電源に挿してそのまま使用できます。
ただし…、電源ケーブルがイギリスの電圧に耐えられない可能性があります。
ちょっとマニアックですが、PCに付属しているACアダプターってありますよね。このACアダプターが変圧器の役割をしているのですが、電源プラグからACアダプタまでを繋いでいる部分のケーブルが使う程に消耗してしまうんです。元々日本国内用(100V)ですからね。
海外出張や旅行で少しの期間使う分には問題ないですが、長期留学で毎日長時間使用するとなると、海外電圧対応のケーブルを準備した方が良いです。そんなに高いものでもないですしね^^
…が、BFタイプが手に入りにくいのが難点。商品としてあるにはあるんですが、常に在庫が少ない…。ミヨシというメーカーの海外用電源ケーブルのBFタイプがベストなので在庫があれば即購入です。在庫切れならお近くの量販店を覗いてみてください。画像貼っておきます。
BFタイプが見つからなければ海外旅行用の汎用のケーブルを購入して、先ほどご紹介した変換プラグをつけて使いましょう。もちろん現地で調達できる方はそれでもOKですが、なんだかんだ忙しいので持っていくと安心。
カシムラ 海外旅行用ACケーブル 3ピン変換プラグ付 TI‐108 価格:710円 |
■健康・からだ関連
●常備薬(風邪薬/痛み止め/目薬etc.)
風邪薬、痛み止め、酔い止め、下痢止め等、常備薬は必ず持参しましょう。
目薬もお忘れなく。ドライアイの方などは病院から処方されている方も多いですよね。市販薬は現地でも入手できますが、日本の方が圧倒的に種類が豊富です^^
欧米で売られている薬は日本の物と比べて成分の含有量も多く強力なものが多いので注意してください。留学先の暮らしに慣れるまでは体調を崩しやすいです。しっかり準備をしていきましょう。
持病のある方は、かかりつけ医に持参すべき薬と量を相談しましょう。
【注意!】
市販薬を自前のピルケース等の別容器に入れるのは避けましょう。何の薬だか分からずあらぬ疑いを掛けられるリスクがあります。購入した箱ごと添付説明書も一緒に預入荷物に入れるのがベストです。
持病がある方で、入国の際に多量の薬を手荷物として持ち込まざるを得ない場合は、英訳の診断書や処方箋を用意しておきましょう。薬の種類によっては事前に大使館に持ち込みが問題ないか問合せることをおススメします。
瓶入りのものは重いのでシートタイプがおススメ。細かい物でも重さを意識するとパッキングの際に楽ですよ^^
●コンタクト(留学期間分)+洗浄液(1本)
コンタクトを着用している方は、留学前に眼科で検査をした上で、留学期間分のコンタクトをまとめて購入しておくのがおススメです。トラブルがあると困りますからね。
洗浄液に関しては現地の薬局で手に入るので、とりあえず1本で十分です。洗浄液のタイプも日本同様に種類があります。ただ、価格はやはり日本が断然安いので、もし荷物の重量に余裕があればストックを持っていくのも良いかと思います。ただし重いので、、、悩ましい所です。
筆者は安さに目が眩み2-3本スーツケースに入れました笑 愛用のシャンプーなど現地では手に入らないものが優先ですが、余裕があれば!
●眼鏡
普段コンタクトの方も、眼鏡を忘れないように持参しましょう。
日々勉強勉強でかなり目を酷使しますからね。目が悪い方は必需品です。現地でも勿論購入できますし、調整もしてもらえますが、骨格の違いがあるので日本人向けに作られた物の方がフィットします。
メガネ・アイウエアブランドのJINS 公式通販ショップ眼鏡は予備も持参できればベスト。意外と無くしたり壊したりするので、手頃な価格のものを複数持っていくと安心です。
●愛用の基礎化粧品
海外ブランドを愛用している方も、国によって成分の含有量が異なったり配合が異なることがあります。肌が強くて日頃問題のない方でも、環境が変わって突然肌が荒れてしまうというのも珍しいことではありません。最低限、生活に慣れるまでの期間に使用する基礎化粧品は持参しましょう。
肌が弱い方であれば、まずは半年程度足りる量の愛用品を持参することをおススメします。
※基礎化粧品の使用期限は基本的には製造日から2~3年ですが、製品によって異なりますので、注意してください。
イギリスにも良いものは沢山ありますし、オーガニックのブランドはむしろ日本より充実しています。ただ、筆者もそうですが、肌が弱かったりトラブルのある方は、日本製品でも使える品が限られていたり、良質な処方のものでも合わなかったりということがあるので、やはり持参するのが安心です。
ちなみにAmazonのUKサイトで「japanese skincare」と検索すると、よくドラッグストアやコンビニで目にするような日本の基礎化粧品が出てきます。3~5倍くらいの価格なのと、品数がかなり限定されることを除けば現地でも日本製品は手に入ります。
●皮膚薬
元々肌が強い方であれば、常備薬に皮膚系の薬を入れていない方って多いのではないでしょうか。
滞在先のカーペットのダニ問題やストレス、水の違い等で肌が荒れてしまう留学生って実はかなり多いです。ご自身の体質に合ったかゆみ止めや炎症止めといった皮膚薬はぜひ持参してください。
筆者(肌弱い代表)が個人的にこの話題に敏感でしつこく注意喚起しているわけではなく、本当にみんな肌荒れします!手足とか身体が多いですね。やっぱりストレスですかね。
海外留学自体、誰でもそれなりのストレスがかかるものですが、大学or大学院留学は特に課題の締切や単位取得のプレッシャーにやられがち。
●生理用品(肌の弱い方)
もちろん現地でも購入できますし種類も豊富なのですが、肌触りの固いものが多いです。
気にならない方もいますが、敏感肌の方は持参した方が良いと思います。多少かさ張りますが、重量のあるものではないのでスーツケースに忍ばせましょう。滞在期間全てをカバーするのは大変ですが、様子を見ながら現地の物と併用することを前提に準備すると良いです。
スリムタイプなら多い日数日を併用×12ヶ月分と考えても許容範囲のボリュームかなと思います^^
■学習関連
●電子辞書
絶対に日本で購入していきましょう!現地では手に入りません。
筆者も渡英して気付いたのですが、そもそも電子辞書自体が日本の文化なのです。イギリスにいる日本人というだけで母数が少ないのに、その中で大学の論文を執筆するのに満足なレベルの電子辞書が必要な人ってどれくらいいるでしょうか…。
必要な性能を備えた電子辞書の現地入手は不可能です。既に現地にいる方の場合、Amazonの日本アカウントで購入して海外発送(関税かかります)をするしかないです。
筆者は関税を払ってそれをした人です…。それなりの電子辞書はもちろん持参していましたが、レポートや課題を仕上げるには1つの表現を何冊もの英語辞書の例文で比較する必要があり、収録辞書数が物足りなくなったのです…。
断トツでおススメはこちら。Casioのプロフェッショナルモデル。プロの通訳も使用するという最高峰モデルです。定価は7万超ですが、Amazonで4万円台で購入できます。これは絶対に買い!です。
この電子辞書について語りだすと長くなるので、別記事で語っています。
2023年2月にXD-SX20000の後継機XD-SX21000が発売になりました。
基本的に機能や内容はほぼ同じです。
いくつかの辞書が最新版になっていますね。既にXD-SX20000を持っている方は買い替えの必要は一切ありません。WEB上ではまだXD-SX20000の在庫もあるようなので、現時点では辞書の改訂が気になるプロの方は後継機XD-SX21000、価格を抑えたい方はXD-SX20000で選んで良いですよ^^
在庫終了次第に後継機XD-SX21000に移行になるので、また最新記事で上げますね!
●使いこんだ単語帳
新しい単語帳はKindleでも購入できますが、メモ書きやマーカーの引かれた記憶と歴史の詰まった単語帳は唯一無二です。
単語は使わなければ抜けていくものです。ふと昔覚えた単語に出会った時に、使い込んだ単語帳は最高の辞書になります。忘れていた単語に出会う実体験と、昔勉強した記憶とがリンクして単語がリアルに定着します。
筆者の場合は、DUO3.0ですね。こちらの記事で熱く語っていますが、実際に留学中に例文と同じような言い回しに頻繁に出会いました。都度、索引から例文を検索して該当ページを確認し、チャンスとばかりにその派生語や関連語も頭に入れていました。
●専門書(日本語)
ビジネス書、医学書、法律書、理工書など、専攻する分野の日本語で書かれた専門書は、重要な物をよく吟味の上で持参することをおススメします。現地では手に入りません。
「留学に行くのに日本語の専門書?」と思うかもしれませんが、母国語に勝るものはありません。
日本語での解説が専攻分野の学びを深めるために役立つなら、留学中だからと言って英語に固執する必要はないです。言語のハンデが理解の妨げになっていては時間が勿体ありません。むしろ、英語では概念的に掴めないものを母国語で補ってあげることで、その後の英語力向上にも大いに役立ちますよ。
こちらの記事でもお話していますが、頭の中に全くイメージがないものを習得中の言語で理解するのは至難の業です。一度イメージさえ掴んでしまえば周辺の単語も楽に習得できますよ^^
●筆記用具
文房具でなく、筆記用具であることがポイントです。
ポストイットとかファイルとか定規とか、イギリスにも面白くてスマートな商品は沢山あって楽しめるのですが、筆記用具(ペン類や消しゴム)は断然日本製の品質が高いです。
荷物になるものでもない上、留学中は毎日使うものです。気に入っている商品はストック含め多めに持参しましょう。
筆者はフリクションを愛用していて普段から消費量が多いので、替え芯を1万円分くらい購入して持参しました笑 フリクションは現地の文具屋で見かけましたが、モデルも芯の太さも1種類しかなく価格も3倍程でしたよ。
【日本製品:あるにはあるが、品数少なく価格は数倍】…イギリスでは鉄則です。
■身だしなみ
●正装一式
語学留学の場合は必要ないケースも多いですが、大学or大学院留学の場合、大学主催のパーティーやイベントで正装が必要な場面があります。何着も持っていく必要はありませんが、一着は準備しましょう。
現地での購入を前提にするのはおススメしません。
コースが始まったばかりの慌ただしい時期にイベントが開催されることが多いのと、スーツの場合は日本人の身体に合ったそれなりの品物を探すのはかなり大変です。ドレスであればネットで可愛いものが沢山探せるので、慣れてきた頃に買い足すのは良いですけどね。
筆者の場合はMBA留学なので、スーツ一式とジャケット数枚、ドレスを一着持っていきました。授業は普通の大学生と同様にパーカーにスニーカーといったカジュアルでOKでしたが、要所要所(プレゼンとか会社訪問)で必需品でした。このあたりは留学の内容により状況が全く異なります。
●メイク用品一式
これはもう、男女共に普段メイクをしている人なら当然ながら必需品です。
日本のメイク製品って、欧米のものと比較して繊細というか…工夫に富んでいます。便利なグッズやコンプレックスをカバーしてくれるアイデア満載の商品が日本にはいかに多いかと気付きます。
こればかりは普段どんなメイクをされているかによりますが、決まったメイクがあればストック含め一式持参しましょう。
普段用メイクとフォーマルなメイク両方に対応できるように、オリジナルの持参リストを作りましょう。
■生活用品・衣料品
●普段着
さて、洋服が一番かさ張りますよね。
イギリスにも日本同様に四季があり、夏用の半袖の軽装から冬のコートまで、季節に合わせて準備が必要です。地域によって気候が異なりますが、準備するアイテムという意味ではあまり変わらないかと思います。
例えば、北に位置するスコットランド地方は夏でも最高気温は20度前後ですが、日差しにより体感はそれ以上の日もありますし、比較的温暖な南部の地域も冬はそれなりに気温が下がります。
つまり、北部であっても南部であっても半袖もコートも必要ということです。
地域により多めに持っていくアイテムが変わるという感じですかね。
とにかく荷物を少なくしたい場合は、現地に到着する季節に合わせて1週間分程度準備して、そのほかの季節は数着のみ持参の上で、季節が変わってきたら様子を見ながら現地で購入というのも良いかと思います。普段着であればH&MやPrimarkなど手頃なブランドが多くありますし、意外と大学のオフィシャルアイテムを来ている人も多かったです。
●下着1週間分程度
消耗品ですから、現地で買い足すことを前提にまずは1週間分くらいは準備しましょう。
ヒートテックを愛用している方、イギリスにもユニクロはありますが(ロンドン)日本で買うより高いので、寒い地域の方は特に持参するのをおススメします。
筆者は発熱系の肌着は痒くなってしまうので残念ながら試していませんが、ヒートテックにこだわらなければ発熱インナーは現地でも手頃な価格帯でたくさんありましたよ^^発熱タイツとか発熱レギンスとかも種類豊富です。
●フェイスタオル5~6枚
現地のスーパーやドラッグストアで容易に手に入れることが出来るのですが、滞在先に到着したら部屋がホコリだらけだったとか、夜に到着してシャワーを浴びて休もうとしたらタオルがないとか…なかなか困ります。
薄手のフェイスタオル5~6枚スーツケースの隙間に入れ込みましょう。バスタオルはかさ張りすぎるので、現地調達をおススメします。
薄手のタオルはスーツケースの中でも活躍。ハンドバッグが潰れないように中に詰めたり、壊れやすいものを包んだり。薄くてもそのままだと嵩張るので、有効利用しましょう^^
こんなの↑が理想です。旅館のタオルみたいな。新しく買わなくても貰い物とか家にあるもので良いです。
●スリッパ2セット
現地で安くオシャレなものが簡単に手に入りますが、到着したらすぐに靴を脱いで寛ぎたいのが日本人。
現地の室内は土足使用前提で汚れていることが多いので、日本からスリッパを持参すると重宝します。1つはトイレ&洗面用にして2セット持参すると便利。その際、1つは持ち込み手荷物の中に入れると機内で寛ぐ際にも使えますよ^^
筆者は1つはトラベル用を手荷物として持参して、もう1つはビジネスホテルで貰った使い捨てを持って行って落ち着いてから現地で買い足しました。
●雨具(折り畳み傘・レインウェア)
霧のロンドン、雨のイギリス、イギリス人は傘をささない…と、とにかく雨のイメージが多い国、それがイギリスです。そして、確かによく降ります。
現地でも購入できますが、購入前に降られてしまうと雨の中買いに行くことになるので、雨具は軽めの物を持参しましょう。折り畳み傘のほか、普段着にもなるレインウェアは重宝します。雨風を防げて寒さにも強いので、涼しい季節は大活躍です。
●パジャマや部屋着
到着してすぐに買い物に出れたとしてもせいぜい日用品や食料までで、パジャマまで選ぶ余裕ってなかなかないです。到着が夜の場合もありますしね。滞在先に着いた夜にゆっくり休めるように、パジャマや部屋着は持参しましょう。
新たに購入しなくても、着慣れていて、帰国時には捨ててくるくらいのものが良いですよ^^
【おススメ】持っていくと便利なもの
次に、「持っていかなくても困らないけど、あると便利なもの」です。
最優先&優先リストとは一線を画しますが、持っていくと快適で便利なもの達です!
【おススメ】持っていくと便利なものリスト
ipad等のタブレット端末
PCとスマホがあれば特に困りませんが、タブレット端末があると便利です。
勉強用とプライベート用の切り替えができますし、PCが故障してしまった際にはPCの代わりに使えます。また、動画を観る際や大判のkindle本を読むのにサイズが丁度良くて重宝します。
筆者はipadを持参しましたが、Bluetoothで接続できるキーボードも持っていきました。結局PCがトラブルなく動いてくれたのでキーボードは使いませんでしたが。PCやタブレットのアクセサリーは現地でも購入できますよ^^
PC用の外付けハードディスク
「大抵の物は現地で買えますよー」とご案内している筆者ですが、実際には余計な心配をせずに勉強に集中したかったため、必要になりそうなものは日本で揃えていったタイプです^^;
特にPC周りや学習効率アップ系は念には念を入れました。感度の良いタッチペンとか外付けハードディスクとか。事前準備の必要性は、留学先のコースの忙しさによるかなと思います。
ちなみに外付けHDDは上の↑BUFFALOのミニステーションを購入しました。東芝と迷って決めた記憶があります。USBを挿すだけでシンプル。PCのデータ残量が心配な方は持っていくと良いですよ^^
複数口の延長コード※要注意
日本の電化製品が多い場合、1つの変換プラグで複数の日本製品を使用できるので、複数口の延長コードが便利です。あまりプラグの数が多くても危ないので、3~4口くらいまでですかね。コンセントが変な位置にある場合があるので、コードは長めの物が良いです。
しつこいですけど、上記のリンクのように海外使用可能なもの(対応電圧100V-240V)を選んでくださいね。国内で売られている電源タップの多くは日本仕様100Vなので要注意。もちろん挿して使う製品も海外電圧対応のものを。詳しくは前述のイギリスの電圧解説を参考にしてください。
バックパック
現地でも購入できますが、学校の授業用に収納力があってポケット多めのバックパックを持参すると重宝します。わざわざ荷物として持っていかなくても、渡航の際の機内持ち込みバッグとして使えば色々と入れられて一石二鳥です。
PCや教科書で荷物は重くなりがちなのでバックパックが楽なのと、やはり両手が空くのは助かりますね。
急な雨も多いので、防水だと尚◎です^^ 筆者の超個人的セレクトではノースフェイスとナイキが二強。身体のサイズに合わせて選びましょう。
お風呂の椅子
これは好みもありますが、あるとかなり快適です。
女性だと足の手入れなどで座って身体を洗いたい方が多いのでは^^
寮だとシャワーブースが小さいことも多いので、子供用くらいの小さなサイズが良いです。男性でも荷物になるので小さめがおススメ。意外と小さくてもいけちゃいます。正直100均で十分です。
具体的には、ダイソーの「オリーブ 風呂いす(小) 」がおススメ。画像貼れませんが、大体どこのダイソーでも売ってます!筆者も持参しましたが、スーツケースに難なく収まります。帰国の際にも処分が簡単。
ホームスティやルームシェアの場合はちょっと置きにくいかも。寮や一人暮らしの方向け。
ボディタオル
お風呂で身体を洗うタオルです。
イギリスだと、ボディブラシかスポンジみたいなのが主流なんですよね。こんなのとかこんなのです↓
あとはBody towelというとシリコンのこんなのも↓
日本で主流のリネンとか絹で出来た柔らかいボディタオルは実店舗ではあまり見かけず、ネットで「Japanese Beauty Skin Bath Wash Cloth」なんて大そうな感じで2000円~3000円程度で売られています…。
日本だと安価で良いものが沢山あるので、持参をおススメします。100均でも良いのが沢山ありますよ!
ランドリーハンガーと洗濯ネット
イギリスでは毎日こまめに洗濯機を回すという文化がなく、通常は週に1回程度です。そもそも洗濯機が強力で衣類がかなり傷むので、毎日回すと大変なことになります。
寮やアパートでは洗濯機は基本的に共有で有料。1回£3~£5と地味に高いです。ホームスティだとしても、週に何度も洗濯機を回すと水道代も電気代もバカにならないので、ちょっと遠慮した方が良いかも。
下着類やタオルを手洗いして干しておけるランドリーハンガーがあると便利です。現地で買えないことはないですが、安価で軽いものを1つ持っていくと便利です。これもイメージのためにリンクを貼りますが、100均で十分。衣類が傷むのを防ぐために洗濯ネットも100均で何枚が揃えておくと便利。
生活用品は100均がかなり活躍します。帰国時に処分しても罪悪感がありません。
■現地の100均事情
イギリスにも100均あります!「1pound shop」と呼ばれます。筆者が良く見かけたのは【Poundland】ですね。結構至る所にあります。サイトを見てもらうと分かりますが、£3とか£5とかの商品もあります。これはダイソーにも300円とか500円商品が紛れているのと同じ感じですかね。為替レートにより日本人からすると100円ではないのが悲しい所です…。
パスポートサイズの証明写真
わざわざ撮りに行く必要はありません。余っている写真があれば…です。
荷物にもなりませんしね。
何かの機会で証明写真が必要となった時に便利です。イギリスの運転免許の写真のサイズがこのサイズ(45×35)だったり、使う可能性が高いサイズです。
【不要】現地で調達すべきもの
最後に、「不要なもの=現地で調達すべきもの」です。
留学中に必要になるものは準備すべきですし、現地で買えるとしても日本の使い慣れたものが良いという気持ちも分かります。渡航の際に自分で持っていける荷物の量には限界があるので、家族に頼んで別便で送ってもらうという方も多いのではないでしょうか。
気を付けて頂きたいのは、持ち込むことでトラブルになる物があるということです。
ちょっと話は逸れますが、渡航の際は「一人でどれくらいの荷物を無理なく運べるか」を考えておきましょう。航空会社や座席により荷物規定が異なりますが、許されているからと言って大きなスーツケース2個だったり40kg超の荷物を持って慣れない土地を移動するのは至難の業です。
【不要】現地で調達すべきものリスト
- ヘアドライヤー
- 炊飯器(調理家電全般)
- カップ麺(肉製品)
- 観葉植物
ヘアドライヤー※危険
変圧器の解説の際に触れましたが、ヘアドライヤーのような熱を発生させる製品は消費電力が大きく、変圧器を使用したとしても対応しきれません。つまり、日本仕様のドライヤーは絶対にイギリスでは使えません。
とても危険なので本当に注意してください。
そうなると、海外仕様のものを日本で購入して持参…となるかと思いますが、これはあまりおススメしません。
海外仕様というのは100V~240Vに対応しているということですが、イギリス用というわけではないので、結局変換プラグが必要になります。それなりに嵩張るものをわざわざ持っていったところで、街の至る所にあるドラッグストアでヴィダルサスーン等の有名ブランド品がとても手頃な価格で売られています。
現地のものなので何の心配もなく使用できますし、性能も悪くありません。
旅行程度であれば、どの国でも使える海外仕様の小型ドライヤーは便利ですが、長期留学なら現地でしっかりしたものを購入するのをおススメします。
炊飯器(調理家電全般)
これもドライヤーと同じく、熱を発生させるものは消費電力が大きいです。
電子レンジなどは最たるものですが、さすがに持参しようと思う人はいないと思います。ただ、炊飯器となると、考えている方も多いんじゃないでしょうか。美味しいご飯が食べたいですもんね。
気持ちは分かりますが、調理家電全般、基本的に現地で購入しましょう。
炊飯器は中華スーパーや家電屋にも売っていますし、ネットでも購入できます。 筆者は先輩から炊飯器を譲り受けたのでラッキーでしたが、知人は電子レンジでお米が炊けるプラスチックの容器も便利だと言っていましたよ^^
こんなの↓です。
カップ麺(肉製品)
カップ麺、厳密には持ち込みは違法です。
外務省が発表している英国への持ち込み規制リストの中に「肉、ミルクおよびその他の動物製品」という項目があり、カップ麺の肉エキスやチャーシューがこれに触れるんです。
日清のカップヌードルは中華系のスーパーで安く買えますし、韓国系のインスタント麺も充実しているので、NGでなかったとしても特に持参する必要がない物だったりします。
規制品の中に魚介は含まれないので、カツオ系の出汁なんかはOKです^^
観葉植物
観葉植物(樹木)は、持ち込むには許可が必要です。
大切にしている植物があれば、実家にお願いするなりして置いていきましょう。
外務省のサイトでは許可を必要とする物品として「特定の植物およびその製品(樹木、芋類、特定の果物、球根、種等)」となっています。
カップ麺や観葉植物については、特にうっかり荷物に入れてしまいそうなものですが、それ以外の規制品についても外務省のホームぺージ(上記の参照元)をよく確認して準備するようにしましょう。
【ダウンロード】総まとめ(持ち物チェックリスト)
さて、長くなりましたが、これまでの内容を一覧にしてチェックリストにしました。
ダウンロードして使えるので、ぜひ活用してみて下さい^^
「預入荷物に入れるべきか?機内持ち込みすべきか?」も迷う所だと思うので、仕分けして記載してあります^^ オリジナルの内容を追記できるように空欄も作ってありますので、どんどん書き込んでいって下さい!
最後に
いかがでしたでしょうか。
記事を書き始めた当初は必要なリストをざっと解説するつもりだったのですが、「できるだけ漏れのないように」と書き進めていたら、とんでもなく長くなりました。何か不安なことや調べても分からないことがあれば、筆者の知り得る範囲でお答えしますので、問合せフォームから気軽にご連絡ください^^
みなさんの留学が実り多きものになりますように!