IELTSのスコアメイク、大変ですよね。
殆どのIELTS受験者にとって「期限までに目標のスコアがとれるかどうか」が勝負です。
期限が迫る中、結果待ちの期間は本当にもどかしいです。受験料も高額なので、結果が出る前に次の試験を申し込むのもなかなかハードルが高く、迷っている方も多いかと思います。
この記事では、IELTSの結果を最短で受け取る方法とその注意点についてご説明します。
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結果を最短で受け取るならコンピューター形式
結論から言うと、結果を最短で受けとる方法は「コンピューター形式で受験すること」です。
試験日から3~5日でオンライン上で結果を確認できます。
コンピューター形式とは、2020年にスタートした新しい形式で、正式名称は「Computer-delivered IELTS(CD IELTS)」です。試験の内容、採点基準、試験時間は、紙と鉛筆で受験するIELTSと全く同じです。
違いは、回答を紙に書くかコンピューターで入力するかです。
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コンピューター形式の特徴
- コンピューターを使ってリスニング・リーディング・ライティングのテストを受験
- リスニングはヘッドフォンを使用
- スピーキングテストは、ペーパー形式同様に試験官との1対1の対面形式
- スピーキングテストの時間を選択できる※状況により時間が変更になることがあります。
- 試験内容、採点基準、試験時間等、ペーパー形式と全く同じ※リスニングの書き写し時間は異なります
- 成績証明書の発行が早い(3~5日後)
絶対失敗できない人向け
ペーパー形式 VS コンピューター形式
最短で結果を受け取れるのはコンピューター形式のCD IELTSだと分かりました。
ただ、「結果は早く必要だけど、点数がとりにくかったら意味がない…」ですよね。確かに、従来のペーパー形式に慣れている方は特に、結果の早さだけでコンピューター形式に変更するのは勇気がいることかもしれません。
それぞれのメリット・デメリットがありますので、比較して見ていきましょう。
■ペーパー形式(IELTS)
- 問題用紙に書き込みが可能
- 慣れた条件で受験できる
- リスニングの際にしっかり見直しができる
■コンピューター形式(CD IELTS)
- 結果が出るのが早い
- タイピングに慣れていれば時短できる
- ライティングの際に文字カウント機能があり、コピー&ペーストで構成の修正が容易
- 画面上に残り時間が表示される
- リスニングはヘッドフォンからの音声なので周囲から影響を受けない
- 開催元にこだわらなければ、ほぼ毎日受験可能
ペーパー形式のメリットは、やはり慣れた条件で試験に集中できることでしょう。
紙と鉛筆で、問題用紙にメモしたり線を引いたり単語に丸を付けたりしながら解答できるのは安心感があると思います。加えて、リスニングの際には解答を書き写すための10分間が設けられているので、スペルチェックを含む見直しがしっかりできます。
一方、CD IELTSでは、結果の早さだけでなく、コンピューター形式ならではのメリットがあります。
まず、タイピングに慣れていればライティングのスピードが圧倒的に上がります。
想像してみてください。頭の中で文章が出来上がっているとして、タイピングに自信のある方であれば手書きの数倍のスピードで入力できますよね。また、PCの基本的な文章入力機能が使えますので、文字数カウントはもちろん、構成を変更したければパラグラフごとコピペで場所を変えられます。
これ、手書きだと大変です…。
他には、画面上に残り時間が表示されたり(会場の時計を確認する必要がない)、リスニングではヘッドフォンを使用できる等、集中しやすい環境で受験ができると言えるでしょう。
また、開催元にこだわらなければほぼ毎日どこかで申し込みを受け付けています。
■ペーパー形式(IELTS)
- ライティングの際の修正に時間がかかる
- リスニングの際に座席の位置や周囲の音に影響を受ける※
- 結果がでるのに時間がかかる(13日後)
※IDP系列主催の一部の会場ではペーパー形式でもヘッドフォンが使用できるようになりました。
■コンピューター形式(CD IELTS)
- PC操作に慣れていないと実力が出せない
- タイプミスをしやすい
- リスニングの見直し時間が短い(2分)
- 分単位の時間表示なので、最後の1分が秒単位では確認できない
- 受験できる都市が限られる
続いてデメリットです。
ペーパー形式のデメリットは、結果が出るのに時間がかかる(13日後)ことと、やはりライティングの修正の際にどうしても時間をロスしてしまうことでしょう。
通常スピードのタイピングと比較しても、そもそも手書きは時間がかかる上に、修正の際には消しゴムを使用して…となるとその差は歴然です。消さなくて良い文字まで消えたりして…ぐったり。
消しゴムを使わず二重線で消しても良いんですが、解答用紙がどんどん汚くなり読みにくくなります…。ルール上スコアに影響しないとはいえ、印象が良いとは言えません。
ペーパー形式のリスニングでは音声は会場のスピーカーを使用するので、座席によって聞こえにくかったり、隣の受験者の咳やくしゃみで聞き逃してしまったり…というリスクもあります。
※IDP系列主催の一部の会場ではペーパー形式でもヘッドフォンが使用できるようになりました。
一方でコンピューター形式のデメリットは、そもそもPC操作に慣れていないとメリットどころか実力が出せません。操作に自信がなかったり、タイピングが遅いと自覚している方はペーパー形式の方が良いです。
また、慣れていてもタイプミスは起きるものなので、その点もデメリットと言えるでしょう。
個人的に最大のデメリットはリスニングの見直し時間が「2分」しかない点です(ペーパー形式は10分です)。メモ用紙とペンは支給されますが、見直しが2分となると、ほぼ使えないのではないでしょうか。メモを入力しなおす時間がないですからね…。「聞きながら同時に最終解答をタイプしていく」ことになります。
筆者はタイプスピードは速い方ですが、慣れたキーボードでないと別のキーを押してしまうことがあります。距離とか高さが結構違いますからね。リスニングの際、固有名詞のスペルを聞き取る問題でこれが起きたら焦りそうです。対策必須。
また、画面上に表示される残り時間が「分単位」で、1分を切ると残り時間が分からなくなるのも困ります。これは近い将来改善されそうな気もしますが、どうなんでしょう。
最後に、CD IELTSが受験できる都市が限られるので、遠方に住んでいる方には移動時間や交通費が負担になります。
【要確認】結果を最短で受け取る際の注意点
メリット・デメリットを比較して、いかがでしたか。
CD IELTSが向いていると思われた方、もしくはとにかく早く結果が必要な方に知っておいていただきたい注意点をまとめました。
細かいですが、切羽詰まっている状況だからこそ念には念を!
開催元によって結果のタイミングが異なる(詳細追記)
日本英語検定協会のHPには「試験から3~5日目にオンライン上で確認できる」とあるのですが、ブリティッシュ・カウンシルのHPには、「試験日から5日目の17時(日本時間)以降にオンラインで確認できる※」とあります。
※2022年6月現在、ブリティッシュカウンシルHP上の記載が「試験日から3-5日目以降」に変更されました。
こちらの記事でお話したのですが、IELTSは開催元によって細々と違いがあります。どの情報が正しいのか?という問題ではなく、「どの情報も正しい」が正解です。
実際に問合せてみたのですが、日本英語検定協会の提供するCD IELTSの場合は早くて3日で結果が分かることがある一方、ブリティッシュ・カウンシルの場合は5日目の17時以降※になるようです(日本英語検定協会でも5日目になることもあります)。尚、日本英語検定協会では「CD IELTSのオンライン結果の掲載時間は決まっていない」とのことでした。
※2022年6月現在は「3~5日目以降」との案内に変更になっています。
このように、申し込み先によって事情が異なるので、よく比較検討する必要があります。
※各開催元の情報を追記しました。2022年1月時点6月時点の情報です。
※「試験結果がWEB上で確認できるタイミング」です。成績証明書発送のタイミングとは異なります。
開催元 | 試験結果 | 備考 |
---|---|---|
ブリティッシュ・カウンシル(直営) | 試験日から3~5日目 | ※営業日でなく日数でカウント |
日本英語検定協会 | 試験日から3~5日目 | ※営業日でなく日数でカウント |
UK PLUS | 試験日から3~5日目 | ※営業日でなく日数でカウント |
ジーエルアカデミア | 試験日から3~5日目 | ※営業日でカウント |
IDP Education(直営) | 試験日から3~5日後 | ※営業日でカウント |
JSAF | 試験日3-5営業日後、24時間以内 | ※営業日でカウント |
北九州予備校 | ペーパー形式のみ、CD IELTS開催無し |
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申し込みの締め切り時間が開催元によって異なる
これも上記と関連するのですが、CD IELTS試験の申し込み締め切りも、開催元によって異なります。
- ブリティッシュ・カウンシル:試験日の3日前※(日本時間の0:00am)
※3日前が土・日・祝日にあたる場合はその前の平日
- 日本英語検定協会:試験日の3日前の9:00amまで
- UKPlus:ブリティシュ・カウンシルと同じ
- ジーエルアカデミア:ブリティシュ・カウンシルと同じ
- IDP Education:試験日の3日前(試験開始時間の72時間前)
- JSAF:試験日の3日前の午前06時59分(クレジットカード支払の場合)
JSAF開催で「コンビニ支払」の場合は締切が6日前の23時59分なので要注意。
※2022年1月時点6月時点の情報です。最新の情報は必ず運営に確認してください。
成績証明書がないとスコア提出はできない
成績証明書は、オンラインに結果が掲載された後に「発送」されます。
基本的には、試験結果オンライン掲載日と同日に発送されますが、掲載時間によっては発送が翌日にズレることもあります。また、オンライン掲載日が土日祝日の場合、発送は翌営業日になります。
郵送ですので、交通事情等により到着が遅れることもあります。スコアの提出には成績証明書のコピーが必要ですから、最短でもオンライン結果の翌日、基本的には数日のタイムラグがあることは頭に入れておきましょう。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
出願ギリギリまでスコアメイクに苦戦するというのは、IELTS受験においては「あるある」です。
4技能のスコアを揃えるの、難しいですよね…。どれか1つのセクションであと0.5スコアが高ければ志望校の出願条件をクリアできるのに…と、結果を見て悔しい思いをする気持ち、痛いほど分かります。
ペーパーかコンピュータかは好みが分かれるものの、出願期限まで時間がない中で結果がすぐに分かるのはとても大きいです。ほんの数年前の受験者には「結果は13日後」という選択肢しかなかったことを考えると、かなりの進歩。
理想は余裕を持って目標スコアを達成することですが、語学は一朝一夕にはいかないのと、IELTS特有の難しさもあります。語学の勉強は本人のやる気次第だと思っていますが、IELTSに関しては、正直全くの独学ではなかなか厳しいです。現状の英語力を上げていくという通常のルートだけではなく、IELTSの高スコアに繋がるトレーニングがある程度必要です。特にライティングとスピーキングですね。
ネット上に沢山のTipsが溢れる時代ですが、一度は専門家の意見を聞いみることをおススメします。
IELTSを受験する方の殆どが、スコアメイク以外にやらなければいけないことが山積みという状態だと思います。目標を達成するために、利用できるサポートは使っていきましょう。
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