- 目標を達成して夢を掴みたい!
- 理想の自分になりたい!
- もっと成長したい!
目標を達成してどんどん次のステージへ進んでいく「目標達成を実現できる人」は、そうでない人と何が違うのでしょうか。強靭なメンタルの持ち主だったり、そもそも能力が高かったり。そんなイメージを持っていませんか。
実は、彼らは「成功の法則」とも言える「目標設定のテクニック」を持っているというお話です。
【関連ワード】目標設定/目標の立て方/高すぎる目標/目標 達成できない/三日坊主/続かない/営業 目標設定/目的と目標/手段の目的化/成功の法則
目標設定の大切さ
誰もが「こうなりたい」「ああなりたい」といった漠然とした憧れや理想を持っています。現在の自分とその理想がかけ離れていて落ち込んだり自分に自信が持てなかったり。大袈裟でなく、一生そんな劣等感を抱えて生きていく人は実はとても多いのです。
この記事を読んでいるメインの年齢層は20代~40代といったところですが、あなたが若ければ若いほど「一生劣等感を抱え続けるなんて…」と信じられない気持ちになっているかもしれません。なぜ年老いていくまで問題を放っておくのかと思うかもしれません。でも、実際にそういった人は多いのです。それはなぜか?
それは、その劣等感も目標も、とてもぼんやりしたものだからです。
今日明日に自分を傷付けるものではないので、なんとなく時が過ぎてしまって、なんとなく問題が解決できなくなります。
当たり前のことですが、目標は設定しないと達成できません。目標を設定して初めて挑戦が始まって、試行錯誤してその目標に近付いていけるのです。目標を達成できる人とは、まず第一に目標を明確に設定できる人です。
単純なようで一番大切。そして出来ていない人がとても多い。なんとなく頭で理想を描いて、目標を持ったつもりになってしまうんですね。
目標を明確に設定するクセをつけましょう^^
スキマ時間も有効活用できるオンライン講座
目標設定は「目的を達成するため」
「目的」と「目標」について、ここで整理をしておきましょう。同じような言葉ですが、何か目指すべきものを達成したいと思った時、明確にこの2つの言葉の区別が出来ていないといけません。
まず、「目的」というのは「最終的に成し遂げたいビジョン」です。最終の到達点ですね。
「夢」だったり、「最終ゴール」と言ったりします。
そして、その最終到達点に辿り着くために設けられた具体的な手段が「目標」です。
「目標」というのは「目的を達成する過程にあるもの」です。
目的:
「英語が話せるようになって海外で働くこと」
目的を達成するための手段(目標):
- ○年以内にIELTS6.0をクリアする!
- 海外の○○大学○○学部○○専攻に入学する!
- 在学中に英語ネイティブの友人を○○人作る!
- ○○会社のインターンに参加する!
「英語が話せて海外で働けたらなぁ」とぼんやり思っているだけでは、永遠にそのゴール(目的)には辿り着けません。ゴールに到達できるように具体的な目標を設定し、その目標を1つずつクリアすることでゴールに近づいていきます。
営業目標を次々と達成していく凄腕ビジネスパーソン達。「目標」は同じだとしても、彼らの「目的」は様々です。昇進であったり、会社の成長であったり、その先の起業を見据えているかもしれません。目標というのは1つの通過点ということです。しかし、その1つも達成できなければ、当然ゴールに近づくことさえできません。
1杯で20種類の栄養が摂れる!新マルチ栄養食『バランサー』
目標設定テクニック、その前に…
目標設定にはコツがあります。つまり、コツを掴めば目標達成のレールに乗れるということ。
このレールに乗ることがとても大事。
ただその前に1つ、大前提として知っておいて頂きたいことがあります。
それは、どんな人でも人は楽な方に流れたくなるもので、誘惑に打ち勝つのは簡単なことではないということ。やる気満々で燃えている日もあれば、モチベーションが保てない日もあります。やると決めても、楽しそうなことがあればついサボってしまいたくなります。
これは、どんな偉業を達成した人でも同じです。
だからこそ、小さな目標を沢山設定して達成の喜びをモチベーションに変えたり、常に目に付く場所に最終ゴール(目的)がイメージできる写真を貼って自分を奮い立たせたり。目標を達成できる人は「自分の弱さに負けない工夫」を沢山しています。最初から目標達成を第一に考えられる特別な人なわけではありません。
特に挑戦をスタートした頃は、目的地から遥か遠く、モチベーションを保つことが難しいです。1つ、また1つと目標をクリアしていくことで自信がつくと同時にゴールが現実味を帯びて、意志が固まっていきます。
効果的な目標設定をした上で、自分の弱さと向き合うことも目標達成には大切なことです^^
問題と向き合って、落ち込む必要はないですからね。何度もお伝えしている通り、みんなそんなものです。常に【問題発見→では、どうするか?(解決策の模索)】の思考回路でいきましょう^^
ネイティブと24h英会話
世界最大級のオンライン英会話
1週間無料体験キャンペーン実施中
目標設定テクニック
では、本題。達成できる目標設定の方法です^^
SMARTの法則
その名も「SMART(スマート)の法則」。
▶こちらの記事でも以前に少し解説しています^^
どんなにやる気に満ちていてモチベーションが高い状態でも、常に論理的に考えることが重要です。目標設定においても、勢いに任せて闇雲に目標を立ててはいけません。達成の可能性を最大限高めるために押さえておくべきポイントがあります。
それをまとめたのが「SMARTの法則」。
この法則に沿って目標を設定できれば、おのずと目標達成が近づいてきます^^
- S: Specific 「具体的である」
- M: Measurable 「測定可能である」
- A: Achievable 「達成可能である」
- R: Relevant 「目的達成の手段として適切である」
- T: Time-based 「期限がある」
SMARTの頭文字から取った上記の5つの因子が目標達成に必要なポイント。
つまり、この5因子をクリアするように目標を設定すれば良いのです。1つずつ見ていきましょう^^
S: Specific 「具体的である」
漠然とした目標は達成できません。目標は限りなく具体的にすべきです。具体的にすることで、やるべきことが明確になり目標達成の可能性が上がります。
最終ゴール(目的)が「英語が話せるようになって海外で働くこと」だとして、そのために海外の大学に入学することを1つの目標にしたとします。その場合、「海外の大学に入学する」では具体性が足りません。
「○○大学○○学部○○専攻に入学する」と設定することで、入学条件が明確になり、必要な英語スコアも決まり、目標達成のための計画がクリアになっていきます。
具体的であればある程、更に細分化された小さな目標が沢山生まれます。
M: Measurable 「測定可能である」
目標は測定可能であるべきです。
目標が定量的でなければ、目標達成の判断が非常に曖昧なものになるだけでなく、目標までの距離(自分の現在地)を把握することが難しく、対策を立てることが困難になります。
「TOEICで高得点をとる」ではなく「TOEICで860点をとる」とすることで、「あと何点足りないのか」が常に明確になるので、目標までの道すじが見えますね。
目標に及ばない段階でも、定量的に成長を確認できればモチベーションの維持に役立ちます^^
A: Achievable 「達成可能である」
どう考えても無理な目標を設定してはダメです。
「1日に15時間勉強をする!」とか明らかに無理がありそうなものは勿論ですが、例えば、英語初心者の人が「TOEICで900点を取る」という目標を設定するのは、自ら挫折をしに行くようなものです。志を高くもつことは大切なことですが、あまりに高い目標はもはや夢であり「最終ゴール=目的」ですよね。
最終ゴールを高く設定すること自体は悪いことではありません。
高いゴールだからこそ燃えるというのもありますよね。
但し、今お話しているのは「目標設定のテクニック」です。まずは努力すれば到達する現実的な目標を設定して勉強を進め、そこから成功を積み重ねていくべきです。
R: Relevant 「目的達成の手段として適切である」
目標は、目的達成の手段として適切であるものでなければダメです。
「目的と目標の違い」、説明できますか?
SMARTの法則の中で、「Relevant」が一番くせ者です。「関連がある」と訳されることが多いのですが、「適切である」と訳した方がしっくりきます。Relevantには「適切な」とか「妥当な」という意味がありますよね。
例えば、「英語が話せるようになって海外で働くこと」が最終ゴールで、その手段として「TOEICで満点をとる」という目標を設定したとします。確かにTOEICで満点が取れる程に英語力が上がれば、海外就職の可能性は上がります。関連はあります。
ただ、満点を取る必要ってあるのでしょうか?満点を取ることに固執するよりも、やるべきことが他に沢山あるはずです。TOEIC満点の沼にハマり、手段であったはずの目標が目的化してしまうリスクを容易く想像できてしまいます。
「手段の目的化」は目的を達成できない人が陥りやすいパターンです。
目標が「目的達成の手段として適切かどうか?」は常に気を付けていきましょう。
T: Time-based 「期限がある」
目標には達成の期限を設けましょう。
達成の期限は「2023年12月31日迄」といった感じで明確に設定します。期限を設けることで逆算してやるべきことが見えてきます。期限に間に合わせるには1日にどれだけ取り組めばよいか?というボリューム感が明確になるので、タスク管理もしやすくなります。
数年以内に達成できれば良いかな…とぼんやり考えていると時間がたっぷりあるように思えますが、いざ「今日から2年」と期限を設定して逆算してみると、意外と時間が足りないことに気が付くものです。
「目標が達成できない原因」の上位は常に「放置」だったりします。
+α(FASTの法則)
さて、ご紹介したSMARTの法則、このフレームワークの発案自体は1981年に遡ります。つまり今から40年程前です。
それ故「時代遅れだ」なんて主張する人もいるのですが、この法則自体は目標達成において普遍的であり、時代によらず効果的なフレームワークだと思います。内容を振り返っても、否定する要素が見当たりません。
難しく考えずにシンプルに^^
ではなぜ「SMARTの法則は古い」という声が上がっているかというと、近年、SMARTの法則に代わる新手法として「FASTの法則」なるものが登場したのです。
新しいものが出てくれば既出のものは古くなる。自然の摂理ですが、本質を捉えているものは新旧関係なく普遍的な価値があります。
- F: Frequent 「目標が頻繁に議論される」
- A: Ambitious 「野心的な目標である(不可能でない範囲で)」
- S: Specific 「具体的である」
- T: Transparent 「組織の全員から見える透明性がある」
「FASTの法則」では、目標は野心的なものであるべきと言っています。これは「野心的な目標を追う社員は、現実的な目標を掲げる社員に比べてハイパフォーマーである」との考察からきています。そして、その目標は具体的であり、常に目の届く所に掲げられて議論され、常に組織の全員から達成状況が見える状態であるべきだということです。「組織の全員」というのは、個人に置き換えると「目標達成の関係者」や「家族や友人」といったところでしょうか。
現実的な目標設定を勧めるSMARTと、野心的な目標を設定すべきとするFAST。
「SMARTの法則」も「FASTの法則」も、本来は組織のマネジメント手法としての発案されたものです。個人のセルフマネジメントにも応用可能であるためにここまで広く知られているわけですが、「SMARTの法則」は組織内の人材を平均的に捉えて万人受けする手法、「FASTの法則」は組織内のポテンシャルの高い人材をベースに考えられた手法ですね。
これは個人の好みもかなりありますね。向き不向き。筆者は、「目的=最終ゴールは野心的であれ」と思いますが、それを達成する個々の目標は「現実的に淡々とこなすべし」と考えています。SMART派ですかね。
いずれにせよ、どちらも論理的に考えられた目標達成手法であり、どちらにも目標達成のヒントはちりばめられていますから、合っていると思う手法を使えば良いです。
大事なことは、目標設定にはポイントがあることを知り、ロジカルに目標を立てることです^^
無料体験レッスン受付中
最後に
いかがでしたでしょうか^^
目標達成やセルフマネジメントには、様々なフレームワークがあります。知っているだけで挫折の可能性を少なくできるなら、使わない手はありません!先人も多くの失敗と成功を繰り返し、こういったフレームワークが出来上がってきているわけです。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
オットー・ビスマルク
知っているか知らないか、その差が大きいです。歴史に学んでいきましょう!
▼電子書籍読み放題!
▼9,000万曲の楽曲が聴き放題!
▼聴く読書:オーディオブック聞き放題!