いよいよ翌日に迫ったTOEICテスト。少しでも良いスコアを取るために前日に何をすべきか?というのは、皆さん気になるところですよね。
「何もせずリラックスして過ごす」というのも人によってはアリですが、まだやるべきことがある段階では、勿体ない時間の過ごし方です。かと言って、時間の限り色々なものに手を出すことは逆効果。
「買ったけど手が回らなかった対策本」とか最悪パターンです。新しい情報に振り回されて自信を無くし、これまでやってきたことにまで影響を与えかねません。ダメ、ゼッタイ。
まず、直前の対策だけで大幅なスコアアップは不可能だという現実を受け入れましょう。
「今持っている実力を試験でしっかり発揮する」ことが重要です。
試験でのパフォーマンスというのは気持ちの部分に強く影響されます。前日にやるべきことは、不安に思っている部分を少し補強して、自分に自信をつけてあげることです。
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※この記事での「TOEIC」の記載は、 TOEIC® L&Rテストを指します。
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受験を翌日に控えた全ての人へ
まずは勉強おつかれさまです。いよいよ明日ですね^^
トラブルなく落ち着いて受験できるよう、心も身体もしっかり準備をして臨みましょう。
準備は早めに済ませる
会場までの道順や持ち物等、準備は万端ですか?
前日の早い段階で一通り準備を済ませておきましょう。準備が整うと気持ちも落ち着き、前日の残りの時間をリラックスして過ごすことが出来ます。
- 持ち物リストの確認
- 時計を時報に合わせる
- 受験票の写真と署名の確認
- 会場までの道順シミュレーション
- テスト当日の朝ごはんの準備 etc.
持ち物リストについては、以下の記事を参考にしてください。
前夜は早めに休む(前日の行動は逆算で)
前日は早めに就寝して、しっかり睡眠をとることが大切です。
ソワソワして眠りにくいタイプの方は、就寝前に38~40℃のお湯にゆっくり浸かるのがおススメ。副交感神経が優位になり体がリラックスモードになって眠りをスムーズにしてくれます。熱すぎるお湯では目が覚めてしまうのでNG。逆に当日の朝は熱めのシャワーが頭をシャキっとさせてくれますよ。
前日の行動は「就寝時間」から逆算して計画を立てましょう。
直前対策としてやるべきことはありますが、ダラダラ時間をかけず、事前に決めた時間だけ集中して取り組むことです。その時間が済んだら、「やるべきことはやった」と自分に言い聞かせて気持ちを整えましょう。
目標スコア別のやるべきこと
「前日にやるべきこと」は、レベルによって異なります。
例えば筆者の場合、試験全体の時間感覚を確認しておきたかったので、2時間通して自宅で模擬テストを行いました。全体の流れと時間のかかるパートを再確認できて有効でしたが、そもそも目標スコアによっては全問解くことを目指す必要すらないので、前日の模擬テストは負担になるだけです。
前日は、「苦手な部分や不安な部分を少し補強して自分に自信をつける」ことにフォーカスしましょう。
時間の目安も長くて2~3時間といったところ。疲れてしまわない程度に、集中して取り組みましょう。
■~500点未満
問題形式を再度確認して、流れをしっかり頭に入れておきましょう。次にどんな問題が来るのか自然と頭に浮かぶようにシミュレーションしておきます。
使っている単語帳があれば、できれば音源で音を聴きながら確認しましょう。
その際、新しいページには進まないことです。
やってきたことを確認して、不安な単語や語彙を再度見直します。基礎的な語彙というのは、文章を理解する上で難しい語彙よりも重要です。知っているかどうかが正誤を左右する確率が難しい語彙よりも高いので、きっちり押さえておきましょう。
確実に正答できる問題があるというのは成長の証。自信を持って臨みましょう!
■500~700点前後
このスコアレンジが一番悩ましいですね。
手応えを感じつつもTOEICがかなり難しく感じているはず。なかなかスコアが上がらないジレンマを抱えやすいレベルでもあります。また、リスニングとリーディングに差があり、リーディングが弱い傾向にあります。
リスニングに関しては、音を聴く際の心構えを確認しておきましょう。質問文の最初の「5W1Hに集中する」とかですね。気を付けることを確認しておくだけで、落ち着いて聞けるようになります。
リーディングは、すでに解き終わった問題で、正答できている箇所を中心に再度見直すことをおススメします。このレベルでは、得点できる問題でミスなく確実に正答することを目指しましょう。分からない問題は気にしなくてOKです。
テスト当日、どんな戦略でいくのかをしっかり決めておくことも必要ですね。
この辺りまでの目標スコアだと、PART7の解答用紙の最後の一行まで到達する必要はないので、AならAで全て塗りつぶしてしまって、他の問題に集中するのも一つ。文法が苦手で長文で得点したいなら長文から進めても良いです。
但しマークのズレだけはくれぐれも注意!
■700~850点前後
時間が足りないことがネックになるスコアレンジです。
「特に苦手なパート」に絞って時間を測って解き、解答テンポを確認しましょう。その際、過去に一度取り組んだ問題を使用するのがベストですが、このレベルだと初見の問題でも大丈夫です。
但し、PART5に特に苦手意識がある場合は別です。
時間を測る必要はないので、これまで解いた問題と解答を見直してパターンを再度確認してください。PART5は文法問題なので、必然的にパターン化されます。知っているか知らないかだけなので、しっかり復習しておきましょう。
このパートがスムーズに行くと、時間的にも後パートが楽になりす。
英会話はある程度できるのにTOEICで今一つ得点が伸びない人は、PART5で落としているパターンが多いです。文法をきっちり押さえましょう。
今後も受験の予定があるなら【TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問】がおススメ。PART5に特化した対策本です。結構分厚いですけどね、気合です。1冊仕上げることが出来ればPART5満点狙えます。
リスニングが苦手な場合は、音を倍速にして何度も聞き流し、耳を慣れさせておきましょう。
■860点以上
このスコアレンジの人には、前日に模擬テストを実施するのをおススメします。
基礎ができているのでそこまで負担もないと思います。時間がなければリーディングだけでも良いですね。模試をして時間感覚を確認しつつ、落としてしまった問題を見直しておきましょう。
最後に
「TOEIC前日の過ごし方と目標スコア別のやるべきこと」についてご紹介しました。
もうやり切ったと思える人も、あまり勉強時間がとれなかったと焦っている人も、そのボリュームに関わらず自分のやってきたことに自信を持って落ち着いて頑張ってきてくださいね^^
納得のスコアがとれますように!
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